世界の競馬で賞金が高いレースは

日本の競馬で最も1着の賞金が高いレースは中央競馬で行なわれているもので、11月下旬に行なわれる「ジャパンカップ」と、12月最終週に行なわれる「有馬記念」です。これらの競走の1着賞金は3億円ですが、世界の競馬ではこの金額をはるかに上回る1着賞金が設定されているレースがいくつかあります。

例えば、アラブ首長国連邦のメイダン競馬場で3月下旬に開催される「ドバイワールドカップ」は1着賞金が600万ドルとなっています。これは、2017年6月現在の為替レート(1ドル110円)を用いて日本円で換算すると約6億6,000万円にのぼり、日本の最高賞金レースの2倍以上になっています。

ドバイワールドカップは1995年の創設以来、世界最高賞金額の競走として知られていましたが、2017年になってこれを上回る競走がアメリカで開催されました。その競走とは、1月下旬にガルフストリームパーク競馬場で開催されている「ペガサスワールドカップ」で、賞金総額は1,200万ドル、1着賞金は700万ドルに設定されました。2018年は主催者が追加出資を行うことによって、賞金総額が1,600万ドルに増額される予定です。

世界の主要レース以外の競馬も楽しい

世界の競馬には有名なレースはいくつもあり、非常に盛り上がるレースも数多く存在します。日本の競馬でも、入場者数が10万人を超えるようなビッグレースもあるので、大いに楽しむことができるでしょう。

ただ、そういった主要レースだけでなく、主に夏の時期に行われるローカル競馬も、また違った楽しさがあります。例えば函館の場合、主に6月から7勝ちにかけて開催されるのですが、決して大きなレースがあるわけでも、強いレベルの馬が出走するわけではありません。

しかし、ローカルだからこそのワクワク感がありますし、高配当が飛び出ることも多いので、予想の方も楽しくなります。何より、函館だけに限らず地方で開催される競馬というのは、美味しいオッズで買える機会も多いですから、意外と勝つチャンスが多い時期でもあるのです。

いずれにしても、競馬というのは1年中行われるわけですから、主要レースだけに限らずどんどんチャレンジしてみるといいでしょう。